ミラノの中でも、特にシックなエリアのブレラ地区に位置する「スシビー」は、昨年オープンしたばかり。店舗面積約495平方メートルで3層構造の同店では、寿司をはじめ鉄板焼きや懐石といった日本料理がゆったりと楽しめる。料理の腕を振るうのは、ミラノのレストラン「ノブ」などで研さんを積んだ新森信哉シェフ。豊富なメニュー数もさることながら、 新森シェフによるその日のお任せコースも人気メニューだ。食材へのこだわりはもちろんのこと、調味料に至るまで自身で仕込む凝りようで、美食家のミラネーゼたちの舌をうならせている。これまで数々のラグジュアリー施設を手掛けてきたギャルド イタリーが設計した、高級感溢れるモダンな内装も魅力だ。コンセプトは"日本の夕暮れ時"。ほんのり暗い店内に、蛍をイメージしてゆっくり明暗を繰り返すエジソンライトの照明を吊るすなど、光の取り入れ方にも工夫を凝らしている。店舗奥にあるぜいたくなVIPルームには、お忍びでスポーツ選手らが訪れるという。アペリティーボ(食前酒)を楽しめるテラス席も設け、オープン直後から感度の高いオシャレな客が集まる人気スポットになっている。