ファッション

トム・ヨークのパフォーマンスが冴え渡る サマソニ深夜の「ホステス クラブ オールナイター」はクリーンで大人なファッションが主流

 都市型音楽フェスティバル「サマーソニック(SUMMER SONIC)2015」東京会場のオールナイトイベントとして15日深夜、「ホステス クラブ オールナイター(HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER)」が千葉県千葉市の幕張メッセで開催された。例年は「ミッドナイトソニック」としてプロデュースされていた同枠を気鋭の洋楽レーベル「ホステス(HOSTESS)」と共同開催したもので、同レーベル所属の7アーティストが特別な演出で登場した。

 ヘッドライナーとして入場規制の動員を集めたのは、英ロックバンド、レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨーク(THOM YORKE)。昨年9月にリリースしたソロアルバム「TOMORROW'S MODERN BOXES」の内容をライブで本格初披露した。ステージに登場したトムは、黒のラフな上下に足元は白いスニーカー。髪を無作為にシニョンでまとめあげたここ数年変わらぬ出で立ちだ。DJセットなのにも関わらずギターを弾きながら歌い、彼独自の不思議なコンテンポラリーダンスを踊って終始全身でリズムを体現しながらライブを進める。地鳴りを起こすほど密度濃くデザインされたトラックを、時に優美なアルペジオを絡ませて絢爛に、時に暴力性を煽る激しい演奏で凄みを加えて聴かせた。ミニマルなブレインミュージック色が強いソロアルバムの楽曲たちに躍動感を与えて見せた。

 来場者のファッションは、「サマーソニック」とまた違う表情だ。深夜帯であることや、気鋭の洋楽アクトの多い「ホステス」のレーベルカラーも伴い、気持ち年齢層が上がる。だからか会場内のファッションもクリーンな装いが多く、傾向としては落ち着きを見せた。男子であればスキニーデニムにVネックのカットソー、女子はマキシ丈のスカートやロンパースをリラックスしたシルエットやキレイなカッティングのアイテムで着こなす来場者が多かった。

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