ファッション

モエ・エ・シャンドンの「セラー」、「オランジェリー」、「ホテル モエ」がユネスコ世界遺産に登録

 フランス・エペルネにあるモエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)の敷地内にある「セラー」と迎賓館「オランジェリー」、「ホテル モエ」がユネスコ世界遺産に選ばれた。

 モエ・エ・シャンドンは1743年創業以来、"シャンパンの魔法を世界中に"という願いのもと、洗練されたシャンパンを造り続けている。

 同社の「セラー」はシャンパーニュ地方で最大規模。昨年10月から約1年間の改装を終え、10月1日にリニューアルオープンした。「セラー」内のモエ家3代目ジャン・レミー・モエとナポレオン皇帝1世の親交にちなんだ「アンペリアル ギャラリー」には、ナポレオンが1807年に同セラーを訪れた記念の大理石のプレートや、訪問の際にモエに贈られたナポレオン カスク(樽)など貴重なコレクションを展示。また、現存する最古の19世紀にまでさかのぼるシャンパンのビンテージ・コレクションが収蔵されている。19世紀前半に建てられた「オランジェリー」はかつてナポレオンをもてなした迎賓館。世界大戦で破壊されたが2003年に修復された。(一般には非公開)「ホテル モエ」は1793年に建てられた邸宅で、メゾンとセラーを訪れる人々を歓迎する場になっている。

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