小松精練は石川県能美市の旧本社を、自社で開発した炭素繊維を使った新工法でリニューアルする。炭素繊維を使った耐震補強材「カボコーマ・ストランドロッド」や、染色工程から出る廃材を使ったエコ建材「グリーンビズ」などを使い、建築家の隈研吾が構造やデザインの設計を手掛ける。旧本社の外観は「カボコーマ・ストランドロッド」などを使った世界初の耐震工法建築になり、レースやドレープを思わせるデザインになる予定。建物自体もテキスタイルを建材として開発・提案するラボ「ファーボ(Fa-bo)」として生まれ変わる。11月13日の完成を予定している。