日本初の「魔女」をテーマとした展覧会「魔女の秘密展」が2016年2月19日?3月13日、ラフォーレミュージアム原宿で開催される。魔女の存在が信じられてきた中世・近代までのヨーロッパ絵画から、安野モヨコや真島ヒロら人気マンガ家7人の現代作品までを展示し、魔女像の変遷を辿る内容だ。音声ガイドには俳優の佐々木蔵之介を起用し、楽しい「白猫」バージョンと、一部過激な「黒猫」バージョンのナレーションを提供する。オフィシャルアンバサダーには声優の上坂すみれが就任した。
「信じる」「盲信する」「裁く」「想う」の4つのテーマで構成される同展は、現代のマンガやアニメで人気のヒロインとしてだけでない "本当の魔女"の歴史に焦点を当てる。展示は本場ドイツのプファルツ歴史博物館やローテンブルク中世犯罪博物館をはじめ30カ所以上から集積。まじない道具や魔女裁判に関する書物や資料、拷問道具などをそろえ、魔女狩りなどの迫害や差別を受けてきた魔女の歴史を紹介する。さらにメディアインスタレーションも用意し、「異端尋問」や「火あぶり刑」といったシーンも披露する。