京版画の竹笹堂が、2016年1月にパリで開催されるインテリア見本市のメゾン・エ・オブジェ(MAISON & OBJET)に初出品する。竹笹堂は、手摺りの木版画と浮世絵の技術を継承する京版画の老舗。木版印刷を用いた商品パッケージや広告の製作のほか、京都市にあるショップでオリジナルのステーショナリー雑貨を販売している。本企画では、日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催するジャパンブースに、新素材の木版大判紙を出品する。
木版大判紙は、葛飾北斎の浮世絵の一部分を切り取りモダンにアップデートした3パターンのデザインを用意した。素材は、人間国宝の職人・岩野市兵衛作による上質和紙の越前奉書紙を使用。手摺りの木版画ならではの温もりある素材を、壁紙やテーブルクロスといったインテリアなどへの活用に促す。メゾン・エ・オブジェは1月22日から26日まで開催。