三越伊勢丹グループは、インターネットを活用したIoT(Internet of Things)スピーカー、リリックスピーカー(LYRIC SPEAKER)を発売する。価格は30万円。モバイル端末から音楽を選曲して再生すると、データベースから取得した歌詞をモーショングラフィックで透過型スクリーンに映し出す。歌詞は曲のテンポに合わせて、動きやフォントなどが変化する。歌詞を自動でモーショングラフィックに変換する技術は「リリック シンク テクノロジー」と呼ばれ、世界で初めて搭載した。
リリックスピーカーは、映像や広告、インタラクティブなどさまざまなクリエイティブを手掛けるシックスが開発。昨今、デジタル配信で音楽を気軽に楽しめるようになった一方、レコードやCDに付属していた歌詞カードの需要が減ってきたことに着目し、発案した。日本国内では6月に伊勢丹新宿店、三越日本橋本店、三越銀座店とECサイトでプレオーダーを開始。9月以降に随時販売予定だ。