ココナツオイルのパイオニアであるブラウンシュガーファーストは6月9日、初の路面店となるオーガニックスイーツショップ「ブラウンシュガーファースト」を東京・外苑前にオープンした。
同社は約5年前に青山・国連大学前のファーマーズマーケットで、手作り菓子屋として創業。それ以降、「我が子に食べさせたいかどうか?を基準に食材を厳選する」ことを理念に掲げ、菓子製造卸や有機食品の輸入卸もしてきた。そんな中で、"オーガニック×ジャンク"という新しい領域をつくり、世界に発信していきたいと路面店を開設することを決めた。例えば、子どもも大人も大好きなクリームソーダは通常、香料と着色料が入っているが、店舗で提供するクリームソーダは人工香料や人工甘味料、着色料、動物性食品が不使用。ジャンクとオーガニックという一見相反する価値観だが、「見るとかわいくて、わくわくするけれど、ちゃんとオーガニック」なスイーツを提供する。荻野みどり社長は、「お店に入ったら、たまたまオーガニックだったというような、ふらっと立ち寄れる場にしたい。3年で、全国に50店舗の展開を目指し、オーガニック界の『スターバックスコーヒー』のような存在になりたい」と意気込む。
神宮前という環境を選んだのは、東京のトレンドが生まれる神宮前には、世界中からファッション感度の高い人が集まり、リアルな東京の今を世界に発信しているまさに象徴的な場所だからという。店頭では、今年のトレンドでもある乳製品フリー、大豆フリー、グルテンフリーのメニューを用意。オーガニックココナツミルクをふんだんに使ったビーガンアイスクリームやオーガニックティーを使ったティーソーダ、フィンランドの森で収穫しているワイルドベリーのソーダ、ハーブレモネード、スパイシージンジャーエールなどを提供する。同社が取り扱っている「ブラウンシュガーファースト」の既存商品(ココナツオイル、アップルソース、ココマヨなど)に加え、クッキーなど店舗限定販売のアイテムも販売する。