ファッション

「家」の新しい可能性とは 原研哉や隈研吾と企業がコラボした展示会開催

 日本人の新しい暮らし方を提案するプロジェクト「ハウス ビジョン(HOUSE VISION)」は、企業とクリエイターのコラボ建築が並ぶ展覧会「ハウス ビジョン2016 トウキョウ エキシビション(HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION)」を7月30日〜8月28日まで、お台場の青海駅前 特設会場で開催する。「CO-DIVIDUAL 分かれてつながる/離れて集まる」をテーマに集団の中の個、または個の集団の形を見直すことに焦点を当て、原研哉デザイナーが展覧会ディレクター、土谷貞雄・建築家が企画コーディネート、隈研吾・建築家が会場構成を行う。

 会場では、三越伊勢丹と谷尻誠建築家・吉田愛建築家がコラボした、仕事による移動が多く家では月の半分しか過ごさない「ニュー・ノマド」スタイルの人に向けた"遊動の家"や、凸版印刷と原デザイン研究所がコラボした、印刷技術を駆使した"木目の家"など15社の企業と13人の建築家やクリエイターのアイデアを掛け合わせた新しい可能性を13のエキシビションハウスで再現する。

 「ハウス ビジョン」は、「新しい常識で都市に住もう」を理念に掲げ、2011年3月に活動を開始。日本デザインセンターの原研哉を代表に、時代の状況やバランスの中で、幸せの形を見直す必要があると考え、これらを「家」という中で分かりやすく可視化していくプロジェクトを行っている。これまで、「家」を軸とした新しい都市の独創性を生み出し、海外への発信を目指して研究会やシンポジウム、書籍、展覧会などさまざまな方法で、住まいの「新しい常識」を提案してきた。2011年には東京と北京でシンポジウムを開催し、13年には「新しい常識で家をつくろう」をテーマに、「ハウス ビジョン2013 東京展」を開催。また、ジャカルタ、クアラルンプール、北京、台北、ハノイ、バンコクなどアジア各地域でも活動の場を広げている。

■「ハウス ビジョン2016 トウキョウ エキシビション(HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION)」
会期:2016年7月30日〜8月28日
時間:11〜20時(入場受付時間は19時半)
会場:お台場・青海駅前 特設会場
料金:一般・1800円、学生・1500円

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