韓国の5人組男性ダンスボーカルグループSHINee(シャイニー)のライブが3月14日と15日の両日、東京ドームで開催され、同公演の中でファッションショーが行なわれた。ドイツブランド「フィリップ プレイン(PHILLIP PLEIN)」とSHINeeのコラボレーションによるもので、雑誌「ヴィヴィ(ViVi)」(講談社)専属モデルとして活躍する玉城ティナやエマ(emma)、日本テレビ系「PON」に出演中のモデルのアレクサ(ALEXA)ら11人のitモデルが出演。ライブステージ中央の花道をランウエイにウォーキングを披露したほか、ダンスでSHINeeのライブを盛り上げた。2日間で約10万人を動員した。
同公演はSHINeeが2011年の日本デビュー以来目標としてきた初の東京ドーム単独公演2デイズ。ファッションショーはライブ中盤、SHINeeメンバーのKEY(キー)によるDJパフォーマンスコーナーで行われた。ステージ後方の巨大スクリーン一面にヘキサゴンで縁どられた「PP」のモノグラムが映し出されると、メンバーも好きなブランドだという「フィリップ プレイン(PHILLIP PLEIN)」2015年春夏コレクションに身を包んだモデルがラウドな音楽に合わせて飛び出してきた。登場したモデルは前述3人に加え、麻宮彩希、イーラン、入夏、メロディー洋子、堀さくら、マリー、アシュリー、Lia。先頭を歩く玉城ティナは、歩くたびに光るラメと胸元のレースが艶やかなリトルブラックドレスに白のノースリーブレザージャケットのクールな出で立ち。赤のオンブレーチェックのワンピースを着たエマが上着を肩掛けしてウォーキングしたり、花道先頭のセンターステージまで来たモデルたちが縦横無尽に交差して歩いたりと、ブランドカラーに通じるロックでワイルドな演出で見せた。メインステージに戻ったモデルは花道終点でメンバーのミンホとハイタッチを交わしたあとそのまま曲中ステージに残り、SHINeeメンバーのオンユやジョンヒョン、テミンらの歌唱に合わせた思い思いのパフォーマンスで華を添えた。
SHINeeは4時間の公演中、ビジューや金の刺しゅう、フリンジ付きエポーレットなど華美な装飾を施した全身白のセットアップでの登場から約9回衣装チェンジを行なった。黒の上下にファスナーのディテールとメタリックな上着が輝くルックや、サテン地のジャケットに光沢のあるデニムやレザーパンツ、ダマスク柄や箔加工と素材や柄の異なるアイテムでメンバーおのおの個性を出したゴールドのグループコーディネートなど、"光り輝く人"を意味するグループ名に相応しい華やかさだ。それにとどまらず、つばの極端に広いブロードブリムハットと袴パンツでノー・ジェンダーな魅力をのぞかせたり、ポップなプリントとアメカジテイストをミックスしたストリートスタイルで悪ガキ風に見せたりと、デビュー4年目の集大成に着こなしも多彩だ。緩急自在のアクロバティックなダンスも武器に、デビュー曲の「Replay-君は僕のeverything-」から3月11日にリリースした最新シングル「Your Number」、そのカップリング曲でアンコールラストに総勢45人のオーケストを率いて歌った「LOVE」まで全32曲を披露した。