オーセラスジャパンは、単三乾電池1本で約10時間連続通話ができる携帯電話「スペアワン(SpareOne)」を8月中旬から販売する。海外渡航者をターゲットに、通信規格はGSM(SIMフリー)に対応し、-30℃〜60℃の環境下でも動作できる。本体サイズは高さ144mm、幅50mm、厚み19mmで、乾電池装着時の重さは75g。
通話時間に重きをおく機種のため、電話帳の登録件数は9件までで、通話以外のメールやインターネットなどの機能は兼ね備えていない。広報担当者は「高性能なスマホは多くあるが、全て充電可能なバッテリーで設計している。単三乾電池1本で動作する携帯電話は世界でこの機種だけ。日本では3.11の時、スマホや携帯電話はバッテリー切れで使えなかった経験をしている。日常的に使うメイン機種ではないから1万円以下で販売する」とコメントしている。災害時や海での利用も考え、防水加工のパッケージに入れたまま通話することができ、完全防水で水に浮かび上がるのも特徴だ。
使用可能地域は、ユーラシア、アフリカ、オーストラリア大陸全域、日本と韓国を除くアジア全域、グリーンランド、南米大陸の一部。取り扱いは大手家電量販店、成田空港、羽田空港内を予定。価格は9980円。現在、年内を目処に日本国内でも利用できるよう、W-CDMAとCDMA2000対応モデルの開発も進めている。
■SpareOne
価格:9980円
連続通話時間:約10時間
通信規格:GSM
使用可能乾電池:アルカリ、リチウム単三乾電池1本(マンガンは除く)
LEDライト:連続24時間点灯可能
電話帳:9件まで登録可能
本体サイズ:144×50×19mm(H×W×D)
重量(乾電池装着時):75g
パッケージサイズ:240×110×25mm(H×W×D)
パッケージ込み重量:120g
梱包物:防水バッグ、本体、単三乾電池1本、マイクロSIMアダプター、iPhoneピン、取扱説明書3部
使用可能地域:ユーラシア、アフリカ、オーストラリア大陸全域、日本と韓国を除くアジア全域、グリーンランド、南米大陸の一部