ファッション

「湘南T-SITE」オープン 「本屋が作る文化複合施設」の見どころは?

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)は12月12日、神奈川県藤沢市に商業施設「湘南T-SITE」をオープンした。今回は、30のテナントからピックアップした見どころを紹介する。「エンタテインメント&ライフスタイル・テクノロジー」がテーマの1号館では、雑貨店だけでなく、最新の技術を体験できる施設や、家電販売店がそろう。2階の「湘南ラウンジ」では、3Dプリンタとレーザーカッターを設置。キットを購入することで、オリジナルのキーホルダーやPCカバーなどの「最先端の工作」を楽しむことができる。ラウンジ隣の「T-SITE Apple Authorized Reseller」では、アップルとCCCがコラボ。ブランドの垣根を超え、アップル製のPCとともにさまざまなブランドのPC周辺用品をそろえる。イヤフォンを試着するための座席や、「アップルTV」の体験ブースなど、実際に最新機器に触れて試せる環境を整備した。アップルと他ブランドの商品が同じショップに並ぶのは、これが初めてだ。

 2号館のテーマは「スローフード&スローライフ」。期間限定店舗の「本と物の店」では、糸井重里やバイヤーの山田遊らが選んだ本と雑貨を販売。同店は4月に「ミナ ペルホネン」初の商業施設内インショップ刷新される予定だ。新潟の日本酒「八海山」の醸造所が手掛ける米、麹、発酵の専門店「千年こうじや」では、日本酒をはじめ味噌や醤油などの調味料、甘酒を使ったスイーツや菓子、ピクルスなどを販売。店内のカウンターでは、日本酒とおつまみを提供する。料理や調理道具に関する書籍が並ぶコーナー付近には、東京・合羽橋のプロ用調理道具店「釜浅商店」が出店し、普段使いできる調理道具の販売や、包丁の名入れサービスを行う。

 「代官山T-SITE」に比べ、約2倍の面積を持つ「湘南T-SITE」。テナントの商品と本を近くに置いた「ライフスタイル提案」を旗印に、スタートを切った。

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