デンマーク発の低価格雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン」は、4月1日の消費増税後も当面は価格を据え置く。同店は税込で100円刻みのわかりやすい価格設定が特徴。「『フライング タイガー コペンハーゲン』の強みは、お客さまに価格でびっくりしてもらうこと」(運営するゼブラジャパンの山本浩丈・社長)と考え、増税にあわせて税抜き価格表示にしたり、10円や1円刻みにしたりすることはブランドコンセプトから外れると判断した。これまで通り200〜400円の中心価格は維持しながら、商品ごとの利幅の大小のバランスを工夫することで増税分を吸収していく方針だ。
「フライング タイガー コペンハーゲン」は大阪・アメリカ村、東京・表参道に続く日本3号店で、初のショッピングセンター(SC)店舗を千葉県船橋市のららぽーとTOKYO-BAYに3月14日開いた。土日の集中的な混雑を予想し、レジ16台を用意する(アメリカ村は12台、表参道は13台)。マイカー利用者が多いことから、既存の都心路面店の1.2倍の客単価を想定する。