ファッション

ブランドの価値観をアパートメントとして具体化、「フェンディ」がディモーレスタジオとコラボ

 「フェンディ(FENDI)」は、エミリアーノ・サルチとブリット・モランによるデザイン・デュオ、ディモーレスタジオとコラボレーションし、フロリダ州マイアミで開催されるアートフェス「デザイン・マイアミ 2014」に参加する。壁面に沿った「水平」と、天井から床への「垂直」、2種類の照明で構成されたデザインインスタレーション、ローマン・ラウンジ「ワーキング・フレームズ」を発表。「フェンディ」とディモーレスタジオの共有する価値観をコンテンポラリーな"フェンディ・アパートメント"に落とし込んだ。

 アスファルトグレー、パール、ピンク、レモン、サンド、アイボリーをカラーパレットに、「フェンディ」のアイデンティティであるファーやレザーが生む"ソフトな質感"を表現。「垂直」の量感は、フェルディナンド・イノチェンティ=イノチェンティ創業者に、「水平」の量感は、折り紙作家の吉澤章へ敬意を表している。ブラックの鉄パイプでできた本棚には、クリアプレートをデザイン。正方形のテーブルと椅子が2脚、カーペットの上はミンクのデイベッドを配置した。

 ディモーレスタジオの2人は、今回の取り組みについて「複製は作らない。僕たちは『フェンディ』とのコラボレーションによって、1点ものの作品、現代の文化や風潮、感情に照らした真のラグジュアリーを表現する作品に基づき、ユニークなオートクチュール体験を生み出している」とコメント。

 また、シルヴィア・フェンディは、「7年目を迎える『デザイン・マイアミ』とのコラボレーションにおいて、ディモーレスタジオと新たな取り組みができることにとても興奮しています。彼らは『フェンディ』の価値観を、『ローマン・ラウンジ』という理想的なアパートメントに具体化させてくれています。それは特徴的で、洗練されていて、ミンクファーやセレリアレザーといった『フェンディ』の最高級素材を通じて、ユニークなパーソナリティとラグジュアリーを細部にまで表現し、その影響は空間全体に波及して、私たちがとても大切にしているアプローチを示してくれているのです」と語った。

 

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