今秋日本初上陸する全身白のドレスコードで話題のオランダ発EDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)フェスティバル「センセーション(SENSATION)」の詳細が7月8日、記者会見で発表された。10月10日、千葉県・幕張メッセでオールナイトで開催する。ステージ演目は、シルク・ドゥ・ソレイユのように数ある中から"ウィキッド・ワンダーランド"を選んだ。アンバサダーには女優の米倉涼子が就任した。当日は約2万人の来場を見込む。
同フェスは2001年、オランダの気鋭イベント運営会社ID&Tがアムステルダムでスタートした。全身白に身を包んだ来場者のファッションをはじめ、ステージセットから照明演出まですべてが白を基調に構築されたコンセプト性の高いフェスとして知られ、通常のライブやDJに加えて光や炎などを用いた大掛かりな舞台装置と演目仕立ての構成をショーに取り入れている。白のドレスコードの理由について、開催発表のために来日したID&Tを傘下に置くエスエフエックスヨーロッパ(SFX Europe)のヨースト最高マーケティング責任者は「01年の初開催後、創始者の弟が亡くなる事態があった。命をセレブレイトするイベントにしたいという弔いの気持ちを込めて、白を着る素敵なしきたりが始まった」と話した。また今回上陸の、09年アムステルダムでの初演以来15回目を数える鍵穴のオブジェをアイコンにしたおとぎ話仕立ての"ウィキッド・ワンダーランド"の演目について、「ドアを開けたらさまざまな驚きがある。たくさんの花火や光がある。そんなマジカルな場所を提供する」と自信を見せた。
アンバサダーの米倉涼子は、繊細なレースで仕立てた純白のノースリーブドレスをベースに、ウエストマークした銀のナローベルトとヒールのラメシルバーをアクセントにしたオールホワイトルックで登場。「女性でも機会がないと全身白のコーディネートはなかなかできないので気分があがると思う。今日は小物のポイント使いを効かせてみた」と着こなしに言及。「センセーション」については、「2万人が一緒になって真っ白な光景を作り出すのは素敵なこと。白の中でどれだけファッショナブルか、センスの競い合いも楽しみだ。フェスや音楽、ダンスが好きな人はもちろん、踊って身体も頭も真っ白にして盛り上がってほしい」と期待を語った。