吉本興業は11月22、23日の2日間、台北で「スーパーガールズエキスポ〜最強美少女博覧会」(SGE)を開催中だ。台北のランドマークタワーである台北101や台北市政府にほど近い屋外停車場に、5000平方メートルの巨大テントをこのイベントのために設営。「女子の欲しいものを全て集めた、アジア最大級の体験型エキスポ」を合言葉に、ファッション、ビューティ、フードなどのブースでは、写真を撮ったり、試供品がもらえたり、ネイルやヘア、ファッションスタイリング、似顔絵、占いなどのコーナーを多数用意。SNSを最大限に活用し、来場者自身が楽しみ、情報を発信・シェアする仕組みを仕掛けた。また、台湾ではアート人気が高まっており、現地の人気アーティストのブースも用意した。
軍地彩弓ファッション・ディレクター兼「ヌメロ・トウキョウ」エディトリアル・ディレクターが監修し、来場者がスタイリストの知念美加子オススメのスタイルに変身しフォトサービスを受けられる「トウキョウ・スタイリング・ブース」や、日本人ヘアスタイリストによる「SGE ヘア・スタイリング・ブース」を展開。台湾でも人気のフォトグラファーである、蜷川実花の世界観が背景になったチームラボカメラとの協業ブースや、米原康正とノット・ア・ビジネス・デザインのコラボブースで米原本人に撮影してもらえるというサービスも提供している。さらに、「ジャパンプロダクツ」コーナーには、佐賀県(有田焼)や大分県、広島県、岐阜県、沖縄県、福島県、広島県などの名産品展示・販売に加え、生駒芳子ファッション・ジャーナリスト兼アート・プロデューサーがキュートでかわいい和雑貨を集めた「スペシャル・セレクト・バイ・ヨシコ・イコマ」も登場。産地活性化にも一役買っている。
一方、ステージでは、ファッションショーやアーティストライブなどを行った。アソビシステムが手掛けるクールジャパンプロジェクト「もしもしにっぽん」や、でんぱ組.incや東京女子流のライブパフォーマンスなどを実施。May.Jも登場し、「アナと雪の女王」の主題歌で人気の「レット・イット・ゴー」などを熱唱した。
日本からの参加ブランドは富錦街に続き、話題のライフスタイル提案型書店「誠品書店信義店」に台湾2号店を出店した「ビームス」や、自社アプリ「UR スタイル」のダウンロードを推進してECへの誘導を狙う「アーバンリサーチ」、キャラクターマスクで人気のせーのの「ゴノタン」、ソックスの「チュチュアンナ」、吉本所属の渡辺直美がプロデュースするウィゴーの「プニュズ」など。台湾出身の渡辺が「プニュズ」ステージでビヨンセのパフォーマンスを披露すると、May.Jに並ぶ最大級の喝采を浴びた。そのほか、ロンドンブーツ1号2号の田村淳や、ものまねメイクのざわちんの人気の高さが目立った。
吉本はこれまで、台湾で2012年4月と2013年3月に「スーパーガールズフェスタ〜最強美少女盛典」を開催し、計1万6000人を動員した。さらに、今年4月には大阪でも日本初の体験型ガールズエキスポ「日本女子博覧会」を実施してきた。今回はそれらのコンテンツさらにパワーアップし、2日間で延べ5万人の動員を見込む。同社は台湾女子に"いま"流行っているものをお届けする情報バラエティ番組・民視「流行新勢力・弐」(14年10月放映開始)や、台湾ナンバーワンのファッション・ビューティー情報WEBサイト「FASHION GUIDE」など、現地メディアとイベントコンテンツを連動させ、多彩なコンテンツによるジャパンカルチャーを、台湾、そして中国を含めたアジアへと発信することを目指す。
なお、現地で発売されたイベントのチケットは、1日券で350元(約1200円)、2日券600元(約2000円)、当日券400元(約1400円)。
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