6月25日に87歳で死去したファッション写真家のビル・カニンガムの功績を称え、ニューヨーク5番街と57丁目の一角を「ビル・カニンガム・コーナー」と名付けることをビル・デブラシオ=ニューヨーク市長に嘆願する署名運動が行われている。ビルと35年来の知人であるニック・ニコルソンが26日の夜、オンライン署名収集サイトの「Change.org」で始めたもの。7月1日の時点ですでに5500人以上から署名が集まっている。目標の7000人分がそろった時点でデブラシオ市長に提出される予定だ。
デブラシオ市長は25日にツイッター上で、「あの青いジャケットと自転車、そしてなによりもビルがカメラでとらえた鮮やかで活気あふれるニューヨークの姿を忘れはしない」とビルへの追悼の意を示した。
ビルは半世紀以上にわたりニューヨークの街を行き交う人々を記録しつづけた。2009年にはニューヨークのランドマーク管理委員会が彼を「生きるランドマーク」に認定している。