「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」は、年間プログラム「ロレアル リーグ」を新たに立ち上げ、15人のブロガーを起用した。ファッションとアートをテーマにしたブログ「パリダスト(Paridust)」のパリ・エーサンや、2012年のミス・ユニバースに輝いた米国出身のオリビア・カルポたちがメンバーで、年間を通して、ブランドのコンテンツ作成や、SNS上でのプロモーションの他、ショーや映画のプレミアなどのイベント、セミナー、新製品発表会などに出席する。
クリステン・カミングス=ロレアル パリ インテグレーテッド コンシューマー コミュニケーション部ヴァイス プレジデントは、「これまでキャンペーンごとにインフルエンサーとタッグを組んできたが、過去の取り組みから、彼女たちと深い関係を築くことが最も効果的であると分かり、今回の1年間におよぶパートナーシップ契約に至った」と語った。
同ブランドは昨年10月、ファッションブロガーのクリスティーナ・バザンを広告塔に起用すると発表したばかり。契約金は明らかになっていないが、100万ドル(約1億200万円)を超えると報じられ、デジタルインフルエンサーとしては最大額での登用として話題になった。「ロレアル リーグ」のメンバーについても、契約金は非公開だが、カミングス=ヴァイス プレジデントは「契約内容によって個人個人異なる」とコメント。業界筋によると、4万ドル(約400万円)〜10万ドル(約1000万円)以上にのぼるとみられる。なお、15人のメンバーには、投稿数やプラットフォームの指定、ブランドの縛りはなく、本人の意志で自由に他ブランドとも仕事できるという。
高島悠衣