「WWDジャパン」7月4日号は、2017年春夏ミラノ・メンズ・コレクション特集です。最大のトレンドは、旅。未来のサバイバルスタイルを披露した「プラダ」や東洋と西洋を融合した「グッチ」を筆頭に、自ら体感し、異国ならではの風景や色彩、モチーフ、民族衣装のみならず、パーソナルな経験をスタイルに取り入れたコレクションが際立ちました。そして、引き続き健在の"スポンテニアス"、"スポーティー"、"ライトネス"の3トレンドに+αの要素が加わります。今シーズンは、「音楽」も注目キーワードのひとつ。今年に入り立て続けにこの世を去ったデヴィッド・ボウイとプリンスの存在が、ランウエイショーの演出や洋服、スタイルに色濃く影響を与えたものとなりました。また、「ビズビム」や「ラフ・シモンズ」「ゴーシャ ラブチンスキー」などがランウエイ形式でコレクションを発表したピッティ・イマージネ・ウオモの詳細も収録。変わり始めたクラシコ・イタリアの世界を必ず売れるリアルトレンドと合わせて解説します。
第2特集は、百貨店8社のトップが語るファッション再生の処方箋。「服が売れない」時代に有力百貨店はどのような改革をしようとしているのか。三越伊勢丹ホールディングス、高島屋、そごう・西部、大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店、東急百貨店、東武百貨店、松屋のトップに聞きました。
トップニュースでは、今年2月期にV字回復を果たしたアダストリアが相次いで打ち出す新事業・新業態に迫ります。また、新コラボラインを発表した「アディダス+カニエ・ウェスト」や英国のEU離脱に関するファッション業界の声、7月1日に仙台にオープンした大人向けパルコ、バーバリーショックが波紋を呼ぶ三陽商会、姉妹が手掛けるバッグブランド「ビルディングブロック」のデザイナーインタビューなどを掲載しています。