「ティファニー(TIFFANY & CO.)」はアクセサリーコレクションのデザイナーにリード・クラッコフ(Reed Krakoff)を指名した。クラッコフは2017年に発売するコレクションから、ハンドバッグやレザーアクセサリー、サングラス、テーブルウエア、ベビーグッズ、トラベルグッズ、キーリング、筆記用具、シルバーアクセサリーなど、ジュエリー以外をデザインする。また、同社のVMDおよびアドバタイジングチームとタッグを組み、彼が手掛ける商品のディスプレーやマーケティングも一緒に行う。なお、ジュエリーとウオッチディビジョンについては、フランチェスカ・アムフィテアトルフ(Francesca Amfitheatrof)=デザイン・ディレクターが引き続き監修する。
クラッコフは「私は『ティファニー』と共に育ち、とても思い入れの深いブランドだ。デザイン、クオリティー、クラフツマンシップを併せ持つブランドの歴史とヘリテージに貢献できることは、今日においてはレアなこと。とても楽しみだ」とコメント。また、デザインについて「『ティファニー』のクラシックなデザインと自分のモダンなテイストを掛け合わせる予定だ」と語る。
ティファニーは13年にアムフィテアトルフ=デザイン・ディレクターを起用して以来、ブランドの現代化を推進している。ここ1年で同社は新しいシリーズを導入した他、グレース・コディントン(Grace Coddington)を広告ビジュアルのクリエイティブ・パートナーを起用。また、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)で期間限定コラボカプセルコレクションを販売し、ネッタポルテ(NET-A-PORTER)での販売をスタートした。
一方、クラッコフは1996年に「コーチ(COACH)」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、2010年にローンチした自身のブランド「リード クラッコフ(REED KRAKOFF)」に専念するために13年に退任。しかし、15年に「リード クラッコフ」も終了させた。
MISTY WHITE SIDELL
訳 北坂映梨