「マーク ジェイコブス」は2016年秋冬キャンペーンに日本人ミュージシャンの灰野敬二を起用する。灰野は今年2月にニューヨークで開催した「マーク ジェイコブス」のショーで楽曲を提供したのがきっかけだ。音色と音色の間に存在する取り憑かれた一瞬を追究したムーディーなチャイム音のサウンドトラックは、サプライズモデルとしてレディー・ガガが登場する中、静まり返った真っ白な円形セットの会場に響き渡り話題になった。
1970年代から音楽創作を続ける灰野の独創的なスタイルは、「間」という日本特有の音の概念をはじめとした幅広い音楽に影響を与えており、3月にニューヨークで撮影した広告イメージは、デビット・シムズにより撮影され、ケイティ・グランドがスタイリングを手がけている。ビジュアルは2016年8月からオンラインや誌面に掲載予定。
マーク・ジェイコブスは、インスタグラムで以下のようにコメントしている。「私は、この世のものとは思えない灰野敬二の謎に包まれた素質を、デビッド・シムズが力強く捉えた2016年秋冬広告キャンペーンをここに発表できる事を心から光栄に思う」。