伊勢丹新宿店メンズ館は7月20日、開催中の「ピッティ イマージネ ウオモ アット イセタンメンズ(PITTI IMMAGINE UOMO at ISETAN MEN'S)」イベントの一環として、「サプール アット イセタンメンズ(SAPEUR at ISETAN MEN'S)」を開催した。アフリカ・コンゴ共和国のファッショニスタ集団「サプール」が、閉店1時間前に館内をダンスしながら練り歩いた。サプライズ登場に一般客もスマホを片手に興奮。スタッフと一緒にダンスを披露したり、一般客とポーズをキメて撮影したり、来日初日に訪れた鎌倉が印象強かったのか「カマクラ、カマクラ」と連呼し、一般客やスタッフがほほ笑むシーンなども見られた。
通称"イヴ・サンローラン"と呼ばれるメンバーのイヴは、「私たちがオシャレして、ファッションを楽しむことで平和の架け橋になりたい。東京はコンゴに帰りたくなくなるぐらいきれいな街だ。伊勢丹は建物や品ぞろえなど、どれも完成度が高い」と、都会をイメージし、この日はいつもよりダークトーンのスーツを選んだという。「サプール」歴43年で「大サプール」と呼ばれるセヴランは、「カンサイヤマモト」の"大漁旗ジャケット"を着て登場した。
閉店後には、関係者を招いたレセプションパーティーを開催。コンゴ共和国大使館のボニファス・レゾナー参事官も出席し「彼らは平和のメッセンジャー。平和の国、日本でサップを披露したことをコンゴの人々にも伝えたい。今後は、日本にも『サプール』を育て、どちらがオシャレか競い合うのはどうか」と話した。
今回来日したのは24〜60歳までの「サプール」6人。「『サプール』が日本を旅する」をテーマにした写真集の撮影も目的の一つで、鎌倉や東京、沖縄、仙台、横浜、大阪、京都、福岡を旅する。「サプール」は21日、山本寛斎が主催する「日本元気プロジェクト2016『スーパーエネルギー!!』」にも出演予定だ。
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小池裕貴