「ポール & ジョー(PAUL & JOE)」は全国に18店舗あった直営店のうち15店舗をクローズし、8月1日に3店舗体制での運営をスタートする。フランス本国の同ブランドは、2016-17年秋冬にリブランディングを開始するにあたり、ルックとの契約を終了し、今年4月にディプトリクスと「ポール & ジョー」「ポール & ジョー シスター(PAUL & JOE SISTER)」の婦人衣料における独占販売契約を結んだ。店舗縮小もその一環。継続する直営店は伊勢丹新宿店、札幌丸井今井店、JR名古屋高島屋店で、インポートのウエアのみを取り扱う。卸事業も、西武渋谷店、阪急うめだ本店の2店舗に集約する。
リブランディングでは、従来のかわいいイメージを改め、ファッション感度を引き上げる。飯田英喜ディプトリクス社長は「直営店については、新生『ポール & ジョー』の世界観に合致する店舗を厳選する」と語る。今後はロゴや店頭イメージも一新する予定だ。
なおコスメ事業を手掛けるアルビオン、メンズのディストリビューターを務めるワンダーラストとの契約は継続する。
井本温子