ワコール(WACOAL)は7月29日、女子美術大学と産学連携プロジェクトの一環で生徒が制作した作品の発表を行った。ワコールは同校と2012年から研究授業をスタート。ワコールのデザイナーが講師を務め、ランジェリーの歴史や素材から裁断、縫製、作品のプレゼンテーションまでを指導するというものだ。今回は、アート・デザイン表現学科のファッションテキスタイル表現領域4年生13人が制作した作品を発表。「新しい価値観をランジェリーブランドとして提案する」をテーマに、各生徒が作品やイメージとともに、ブランド名やコンセプト、ターゲットなどについてプレゼンテーションを行った。
民族衣装をイメージソースにした下着や、ロリータルックが好きな女性へ向けたランジェリー、洋服のように折り畳めるコンパクトなブラジャーとショーツのセットなど、それぞれの感性が生かされたオリジナリティー溢れる作品が登場した。ワコールは、学生ならではの自由で独創的なアイデアに同社が持つノウハウを伝えることで、将来の人材育成につなげる目的でこのプロジェクトを行っている。
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益成恭子