ビジネス

ポーラ・オルビスHDの16年1〜6月期は増収増益 「ポーラ」「THREE」「ディセンシア」がけん引

 ポーラ・オルビスホールディングスの2016年1〜6月期連結決算は、売上高が主力ブランドの「ポーラ」や育成ブランドの「THREE」「ディセンシア」の売り上げ増加により前年比107.2%の1069億5700万円となった。営業利益は同131.5%の121億5000万円、経常利益が同116.4%の112億5800万円。純利益は、「オルビス」の韓国事業撤退に伴う特別利益の計上などにより、同135.7%の82億6400万円だった。

 事業部別の売上高は、ビューティケア事業が同106.7%で993億4300万円、不動産事業が同104.5%で15億1700万円、その他が同117.3%で60億9600万円だった。ビューティケア事業は、「ポーラ」から日中用クリーム「B.A プロテクター」の発売やエステメニューをフルリニューアルといった積極的な新製品発売や販売促進によりお客が順調に増加。また、美容健康食品や化粧品を中心にインバウンドの売り上げが拡大したことも加わり、「ポーラ」は前年を上回る結果を残した。「オルビス」は、美白とエイジングがかなう「オルビスユー ホワイト」を発売したことに加え、ポイント施策やSNSを活用したコミュニケーションの強化を行い、客数が増加。「THREE」は、新店と既存店ともに好調で約50%増収、「ディセンシア」は顧客数が順調に拡大し約70%の増収となった。両ブランドとも2桁の営業利益率を出せる事業に成長した。

 16年12月期の連結売上高は、同103.8%の2230億円、営業利益が115.5%の260億円、
経常利益が113.2%の253億円、純利益が122%の172億円を見込んでいる。

中出若菜

関連タグの最新記事

ビジネスの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。