子ども服メーカーのナルミヤ・インターナショナル(以下、ナルミヤ)は7月29日、SBIホールディングス傘下のSBIキャピタルから、日本産業パートナーズ傘下のエヌジェイホールディングス2へナルミヤの全株式を譲渡したことを発表した。売却額は数十億円。
ナルミヤは今秋から、マルチチャネル戦略を掲げ、SNSを活用したECなどでオムニチャネル化・デジタル化を強化する。百貨店では、2015年に導入した「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」の出店とベビーギフト分野に注力。ショッピングセンターでは、トータルファミリー向けの新業態の開発で成長を図る。なお、ブランドの統廃合は予定していない。20年2月期までに売上高300億円を目指す。なお、ナルミヤは業績不振により07年からSBIキャピタル傘下になり、再建を行ってきた。
大杉真心