ファッション

大丸松坂屋と千趣会の共同開発靴が今秋デビュー 履きやすさを求めた靴を幅広くラインアップ

 J.フロント リテイリング(以下、JFR)と千趣会は今秋、千趣会のオリジナル婦人靴ブランド「ベネビス(BENEBIS)」を再構築し、両社の共同開発婦人靴ブランドとして、大丸松坂屋百貨店の9店舗、千趣会カタログ、両社のECサイトで販売する。両社の取り組みは、今年3月から展開した婦人服「ケイカラット」に続く第2弾になる。

 「ベネビス」は、1989年千趣会がオフィス用シューズブランドとしてスタートし、「女性のための足に優しい靴」をテーマに履き心地にこだわった靴の開発を続けてきた。今回の共同開発は、千趣会のノウハウを活かしながら、商品の価格とテイストの幅を広げる。「カジュアルライン」と「エレガンスライン」の2つのラインをベースに、全ての靴に歩行時の衝撃軽減機能を備えた高反発クッションを搭載し、靴の特性に合わせて2種類のインソールを使い分ける。また、百貨店顧客向けに「エレガンスライン」の中に、足のアーチ形成をサポートする新機能を搭載した「プレミアムライン」を新たに設ける。価格帯は、エレガンスラインのプレミアムラインのパンプスが1万6000〜1万7000円、ブーティやショートブーツが1万8000〜2万4000円、スタンダードラインがパンプスで8900〜1万4800円、ブーティやショートブーツが1万5800〜2万1800円、カジュアルラインがシューズが8900〜1万4800円、ブーティやショーツブーツが1万5800〜2万2800円。

 また、購買シーンの多様化に対応し、さまざまな販売チャネルを用いる。2016年下期売り上げ目標は、大丸松坂屋百貨店が2億7000万円、千趣会が15億円の計17億7000万円。

 JFRは、百貨店だけではなく、グループ内にさまざまな業態を展開することで、あらゆるニーズの変化に対応する「マルチリテイラー戦略」に取り組み、小売業のウィングを広げた。その一環として、昨年4月に千趣会と資本業務提携した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。