オリンピック開会式は、開催国のパフォーマンスだけではなく、各国が総力を挙げてデザインした代表ユニホームが披露される。代表選手がそれぞれの国を背負って行進するシーンは、まさに4年に1度のファッションショーだ。今回、ブラジルのリオデジャネイロにあるエスタジオ・ド・マラカナンで行われたリオ五輪のオープニングセレモニーでは、ブラジル出身のモデル ジゼル・ブンチェン(Gisele Bündchen)がモデル人生最後のウォーキングを披露したことでも話題を呼んだ。開会式から、各国代表選手のベスト10をピックアップ!果たして金メダルを手にするのは、どこの国?!
1. カナダ
カナダ出身デザイナーのディーン&ダンがデザインした「ディースクエアード(DSQUARED 2)」の赤いブレザーには、モダンにデザインされた国章のメープルリーフが背中に大きく描かれている。
2. カメルーン
カメルーン代表選手は、ブラックの生地で作られた “ダシキ”と呼ばれるアフリカの民族衣装に、オレンジとイエローの刺しゅうがあしらわれた帽子を合わせて登場した。
3. ブルンジ
カラフルなレオパード柄がプリントされたアフリカ伝統のドレスに、木の棒を持って登場したブルンジ代表選手の足元を飾ったのは、意外にも、ネオングリーンの「ナイキ(NIKE)」のスニーカーだった。
4. アメリカ
「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」が今回もデザインを務め、ユニホームは全てアメリカ製だ。ネイビーのウールのブレザー(約7万円)からストライプのベルト(約1万円)までオンラインで購入可能。
5. コロンビア
イエローのブレザーを着用したコロンビア代表選手は、アクセントに“ソンブレロ”と呼ばれる、つばの広い麦わら帽子を着用してボーホーシックなスタイルを披露。
6. 南アフリカ
グリーンとイエローのトラックスーツにスニーカーを合わせて登場した南アフリカ代表選手のルックは、レトロでファンクな印象。
7. トンガ
トンガ代表選手の先頭で旗手を務めるのは、テコンドーの競技に出場するピッタ・タウファトフア選手だ。ココナッツオイルで光らせた筋肉質の身体には、トレンドのノージェンダーをほうふつとさせるトライバルスカートを着用。
8. インドネシア
先頭を歩く2人のインドネシア代表選手は、伝統的な民族衣装に、きらびやかな黄金色のヘッドドレスを着用した。一方その他の選手は、紅白色のろうけつ染めのブレザーを着て行進した。ろうけつ染めとは、模様部分を蝋で防染し染色する染色方法のこと。
9. パキスタン
「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」のランウェイに登場しても違和感のない出で立ちで現れたパキスタン代表選手は、ダークグリーンのチョッキの下に、ホワイトのゆったりとしたチュニックにオーバーパンツを合わせたスタイル。このルックは、南アジアの民族衣装である“サルワール・カミーズ”としてよく知られている。
10. キューバ
今大会のキューバ代表のユニホームをデザインしたのは、クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)と、フランス出身のプロハンドボールプレイヤーのアンリ・タイ(Henri Tai)。ルブタンは、8月の閉会式で着用するフットウエアもデザイン。女性用にはローヒールのサンダル、男性用には赤いレザーのハイトップスニーカーを用意。またスーツには、キューバの国旗に記された白い星が背中に刻まれている。