ファッション

ローズバッド創業家出身の佐達社長が退任

 TSIホールディングスは10日、子会社のローズバッドの社長に9月1日付でヤマトインターナショナル出身の桒田康治(くわた・こうじ)氏が就くトップ人事を発表した。創業家出身の佐達佳民・社長は退任する。桒田氏はヤマトインターナショナルで主力ブランド「エーグル」の担当部長などを歴任してきた。

 ローズバッドは2011年5月に東京スタイル(同年6月にサンエー・インターナショナルとの統合によりTSIホールディングス発足)に買収された。ブランド・業態としての「ローズバッド」はTSIグループで五指に入る規模を誇っているが、16年2月期の売上高は前期比94.8%の102億円、さらに16年3〜5月期は前年同期比86.3%に落ち込んでいた。7月14日に行われた決算会見で齋藤匡司TSI社長は「(ローズバッドは)下期に構造改革を行う」と明言していた。

 TSIでは、同じく子会社のナノ・ユニバースの創業者である藤田浩之・社長が7月21日付で取締役に退き、TSIの濱田博人・取締役が新社長に就く交代劇があったばかりだった。

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