ブルガリ(BVLGARI)は、世界をリードするスイスのサイバーセキュリティ企業、ワイズキー(WISEKEY)と共に、個人情報を安全に管理するサービス「ブルガリ ヴォルト(BVLGARI VAULT)」を開発し、ローンチした。
「ブルガリ ヴォルト」はワイズキーのアプリ、「ワイズアイディー(WISeID)」のレイアウトやカラー、デザインをブルガリ仕様にカスタマイズしたもの。シックなブラックを背景に、ベージュを文字に使用し高級感のあるレイアウトにまとめた。同サービスではクレジットカードやパスポート、メール、コードなどさまざまな情報を容易に、安全に保存することが可能。ユーザーは情報をアプリにアップロードすると、ワイズキーは自社開発した高度な技術を用いて、それを即時に暗号化。データはスイスアルプスに埋められた格納庫に物理的に保管され、有料でクラウド上に保存することも可能だ。ワイズキーの暗号化技術はトップクラスで、政府機関も利用した前例のない非対称なフォーマットを採用。アプリを開く際、パスワードのみならず、指紋認証や顔認証、4本指ジェスチャーなどを組み合わせたアクセスキーを用いることにより、極めて高いセキュリティを提供する。
ジャン・クリストフ・ババン(Jean-Christophe Babin)=ブルガリグループ最高経営責任者は「ワイズキーとの提携により、お客様に実質的財産を保護する知的ソリューションを提供する事は誇らしい」とコメント。
アプリはアンドロイドとiOSともに対応し、アップルのアップストアやグーグルプレイで無料ダウンロードできる。専用のサイトからもアクセスが可能だ。
北坂映梨