キャット ファッションショーが11日夜、ニューヨーク・ミッドタウンにあるアルゴンキン ホテルで開催された。チケットは1枚50ドルで、同イベントで売り上げた1万ドル(約100万円)を、ニューヨークの動物救助サービスセンターに寄付した。
1932年、同ホテルの上顧客であった米俳優のジョン・バリモア(John Barrymore)が、ホテルのロビーの迷い込んだ野良ネコに“ハムレット”と名前をつけた。それ以来、アルゴンキン ホテル(Algonquin Hotel)では、オスは“ハムレット”、メスは“マチルダ”と名付けられたネコを飼っている。この伝統に続き、ネコのファッションショーを10年前から毎年行っており、売り上げは動物愛護団体に寄付している。
バックステージでは、ハットや、ウィッグ、ジュエリーを身につけた10匹のモデルのネコが、しぶしぶと写真のポージングを決めていた。そして彼らは、ホテルのロビーに隣接した“ランウェイ”を歩き、まばゆいスポットライトを浴びた。
ネコの衣装は、ペット ファッションデザイナーのアダ・ニーブス(Ada Nieves)と、アニマル コスチュームを手がけるFITの卒業生が担当した。ニーブスは、「私はモデルのネコのことをよく知っているし、毎回キャスティングは自分で行っているのよ。いつも新しい才能を持ったネコを探しているの」と話した。