京都の下鴨神社で8月31日まで、アートイベント「世界遺産 下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab」が開催中だ。東京ガールズコレクションを企画制作するWメディアとチームラボがタッグを組み、下鴨神社の参道「糺(ただす)の森」の木々をライトアップさせ、幻想的な光の空間を演出。鑑賞者や動物が近くを通ると木々の光の色が変化する「呼応する木々」と、叩くなどの衝撃を与えると色が変化する球体を楼門内に浮かべた「呼応する球体」を展示している。
17日のオープニングレセプションでは、村上範義Wメディア代表取締役と猪子寿之チームラボ代表がトークイベントを行った。「チームラボを立ち上げた当時、日本の美のヒントを得るために毎週末、京都に通っていた時期があった」と明かした猪子・代表。「今回のテーマは"自然との共存"。昔の人たちは今よりも、境界なく森と一体化する体験があったはず。人は自然の一部であると感じられる体験になれば」と続けた。村上・代表取締役は「まさに伝統と革新。2000年を超える歴史を持つ世界遺産に、アートによって新しい価値を創造したい」と語った。
さらにスペシャルゲストとして、京都を題材にしたアマゾンプライム・ビデオの日本オリジナルドラマ「福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-」の出演者が登場。主演の早見あかり、市原隼人、佐々木希、山下健二郎、宮野陽名、前田旺志郎ら6人のメインキャストが浴衣姿で登壇し、展示作品をライトアップするカウントダウンを行った。