ブラジル人デザイナーのアレキサンドレ・ヘルコビッチが、リオデジャネイロのオメガハウスで、自身が手掛けたジゼル・ブンチェンのドレスについて語った。ジゼルはリオ五輪の開会式で、ヘルコビッチによるゴールドのスパンコールを施したドレスを着用し、最後のランウエイをかっ歩した。ジゼルは昨年4月のサンパウロ・ファッション・ウイークで「コルチ(COLCCI)」のショーをもって現役を引退している。
ドレスのメインテーマは、ブラジルで有名なボサノバの楽曲"イパネマの娘"。ジゼルと対話を重ね、製作に4カ月以上を費やした。「開会式でドレスを見た時は、とても感動した。あのドレスが開会式で担う責任の重さは分かっていたし、依頼を受けた時、そのように知らされたから。製作には相当なプレッシャーを伴った」とコメント。
オメガハウスは、リオ五輪公式タイムキーパーを務める「オメガ(OMEGA)」が運営する会員限定のナイトスポット。「オメガ」の主要テーマを軸にデザインし、五輪期間中は毎晩遅くまでイベントを行っている。
加藤貴大