昨年6月に倒産したブルーワークスカンパニー(旧ブルーウェイ)が企画製造・販売していた国産ジーンズブランド「ブルーウェイ」と国産トラウザーブランド「コントライバンス」が今秋、復活する。
元ブルーワークスカンパニーの中田直樹氏が、かつての得意先のブランド消滅を惜しむ声を受けて、新会社はね(東京)を設立し社長に就任。今年6月から「コントライバンス」のテスト販売を開始していた。今後は同ブランドの企画・製造、および「ブルーウェイ」の関東地区での卸売りを営業代行として行う。また、元同社の営業部長であり、両ブランドの商標を所有する山本聖人氏は、新会社じんくら(広島)を立ち上げ、西日本で卸売りを担当する。
復活第1弾として、細身の8分丈メンズトラウザーをストレッチデニムとストレッチピケの2種類の素材で製造し、ウィメンズも発売する。価格帯は、1万4000〜1万7000円。縫製と加工は、全て国内工場で行い、本格展開する今秋から徐々に型数を増やす計画だという。販売は、東京・新宿の「アンカットバウンド」や上野の「クォーター」などのセレクトショップをはじめとした販路を引き継ぎ、オンラインストアでの通信販売も行う。
ブルーウェイは、1949年に広島県福山市で設立した国産ジーンズメーカー。93年にインポート事業を手掛けるために関連会社のブルーワークスカンパニーを設立した。ブルーウェイの業績悪化に伴い、2012年にブルーワークスカンパニーがブルーウェイを吸収したが、業績は回復せずに15年6月に倒産した。
【関連記事】
ジーンズ老舗のブルーワークスが自己破産申請