8月12日から3日間、ファッション・ウィークが行われていたコペンハーゲンの街には、フェミニンなマキシ丈のドレス、フラワープリントや寒色のウエアを着た人々でにぎわっていた。「ヴェトモン(VETEMENTS)」のように、ボンバージャケットやフーディーといった、1990年代にインスパイアを受けたストリートウエアが主流だった。このトレンドは今シーズンも健在で、ロゴTシャツ、ワイドレッグパンツ、デニムが人気だった。ひんやりとした気候にもかかわらず、サンダル、パジャマのようなパンツやブラウスなど、軽やかでラフなスタイルが好まれていた。
「デンマーク人は世界で一番垢抜けているわけでも、ファッショナブルなわけでもないけど、とてもクールだわ。大事なことは心地の良いリラックスした格好をすること。石畳の街をあちこち歩き回る私たちは、ビジネスウーマンが履くようなハイヒールは身に付けないわ。」と、モデルのナジャ・ベンダー(Nadja Bender)は語った。