ファッション

イケアがデジタル施策を強化 1年以内にECスタート

 イケア・ジャパン(IKEA JAPAN)は8月23日、都内で会見し、デジタル部門の強化する方針を発表した。懸案だったeコマースは最終テスト段階にあり、1年後を目処に全店舗でスタートする。「イケア カタログ 2017」と連動したアプリもリニューアルを図り、30日に配信をスタートする。多くの動画やインタラクティブなコンテンツのほか、約230品目の「イケア」の家具を自宅に置いた様子をシミュレーションできる機能を提供する。1日に就任したばかりのヘレン・フォン・ライス社長は、「eコマースを含むマルチチャネルや小型店『タッチポイント』のビジネスモデルを通して、長期的視野でビジネスを成長させていく」と述べた。

 今後の出店については、17年秋、愛知県・長久手に東海初のストアオープンを予定している。同ストアでは日本国内で最大のソーラーパネルを設置したり、周囲に植林などを行うなど、環境に配慮した国内で最もサステイナブルな店舗を目指す。昨年秋、熊本にオープンした「タッチポイント」のビジネスモデルも今後の展開を模索中で、年内中に方向性を決定する。

 同社は小型店を含め現在運営する9店舗を20年には14店舗に増やし、2倍に相当する約1500億円の売上高を目指す。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。