ナイキのランニングアプリ「ナイキ+(NIKE+)」は、8月23日に「ナイキ+ ラン クラブ(NIKE+ RUN CLUB)」に名称を変えて機能、デザインともにリニューアルを行った。ランニングの距離、ペース、場所などを記録する従来の機能に、コーチング機能やハッシュタグ機能などを新たに追加する。
アプリのデザインは、ランニングカテゴリーのキーカラーであるボルトグリーンをベースにし、ナイキが提供するトレーニングアプリ「ナイキ+ トレーニング クラブ(NIKE+ TRAINING CLUB)」と統一した。コーチング機能は、従来よりもさらに個人のレベルや生活リズムに合わせることが可能になった。レベルや目的に合わせたトレーニングメニューが選択できる他、その日にトレーニングが行えなかった場合でも随時新メニューに組み替えてくれる。
ハッシュタグ機能は、ランニング中に撮影した写真にハッシュタグを加えてソーシャル上で共有できる他、写真に貼り付け可能なスタンプも大幅に追加する。ソーシャルへの積極的な投稿によってランナー同士のコミュニケーションを高め、ランニングに対するモチベーションアップを狙う。
今回のリニューアルで追加した新機能は、すべて無料で提供する。ナイキのジェイ・リー=シニア プロダクト ディレクターは「アプリを利用する人たちが良いアスリートになり、さらに『ナイキ』のファンになってもらいたい。今後もアプリでビジネスを行う予定は無い」と話す。「ナイキ+」はリリースから現在まで、世界中のランナーによる1億回のランニングを記録し、合計5億時間を超えるランニング時間を記録している。
大塚千践