ファッション

米エディー・バウアーがサイバー攻撃に 6カ月分のクレジットカード情報が流出

 同社は「弊社を含む複数のレストランやホテル、ショップをターゲットにした複雑なサイバー攻撃により、われわれのPOSシステム(販売時点情報管理)がマルウェア(ウィルスなど、悪質なコード)に感染した」とコメント。400以上の販売拠点を持つ同社は、犯罪捜査において電子記録を分析するデジタル鑑識官と共に調査を進めている。被害に遭ったのは店頭で決済したカード情報で、ECサイト内の機密は守られた。

 マイク・エゲック(Mike Egeck)=エディー・バウアー最高経営責任者は「エディー・バウアーにとって、顧客情報の安全はとても重要なことだ。われわれは米国連邦捜査局(FBI)やサイバーセキュリティー専門家、カード決済会社と組んだ。不正な決済が行われた場合、顧客は責任を一切負わないことを保証する。また、再発防止のためにも、POSシステムの強化を図った」とコメント。今回の事件で被害にあった顧客は、リスク緩和サービス会社のクロール(KROLL)から12カ月間、サポートを受けられる。

 デジタル化が加速する現代、ECサイトに向けたサイバー攻撃は少なくない。米国では2013年にターゲット(TARGET)やニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)が被害にあい、話題を呼んだ。

EVAN CLARK 

訳 北坂映梨

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。