アンダーカバー(UNDERCOVER)」から新メンズライン「ザ・シェパード アンダーカバー(THE SHEPHERD UNDERCOVER 以下、ザ・シェパード)」がデビューした。お披露目は6月に伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで開かれたポップアップストア。ファーストラインの「アンダーカバー」、">
高橋デザイナーが着るのが、「ザ・シェパード アンダーカバー」のアイテム。シーズン1は、25型を提案し、セットアップのジャケット、ロングジャケット、パンツを中心にニット、シャツ、スニーカーなどをそろえる。価格帯は1万2000~9万5000円
「アンダーカバー(UNDERCOVER)」から新メンズライン「ザ・シェパード アンダーカバー(THE SHEPHERD UNDERCOVER 以下、ザ・シェパード)」がデビューした。お披露目は6月に伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで開かれたポップアップストア。ファーストラインの「アンダーカバー」、デザインチームによる「ジョン アンダーカバー(JOHN UNDERCOVER)」に加え、メンズは全3ライン体制となる。「ザ・シェパード=羊飼い」と名付けられたコレクションは、胸に羊の刺しゅうがあしらわれ、デザイン性を削ぎ落としたシンプルでベーシックなアイテムが中心だ。高橋盾デザイナーは、自分が「今、着たい大人の服」と話す。
WWDジャパン(以下、WWD):立ち上げに至った経緯は?
高橋盾デザイナー(以下、高橋):自分が着たいモノ、作りたいモノ、お客さまが求めているモノ、会社として必要なモノなどいろいろな要素を踏まえて次の展開を考えていた。自分にとっては欲しいモノであっても「アンダーカバー」で提案するにはちょっと弱いアイテムもある。これまでは「アンダーカバー」に自分の着たいモノを投影していたが、自分も歳を重ね、攻めた「アンダーカバー」のパブリックイメージと自分の着たいモノに差が出てきた。だったらより自分の今の心境に近い洋服を作れるブランドを立ち上げようと思った。シーズンごとに発表するのではなく、思い立った時に制作する予定で、まずは直営店とドーバー ストリート マーケットを中心に販売する。「アンダーカバー」ももちろん着ないわけではないが、時代性を踏まえてテーマも変化しながら“波”のあるウィメンズ・コレクションの考え方に近くなった。「ジョン アンダーカバー」はデザインチームと共に「アンダーカバー」のイメージを今の気分に落とし込み、昇華させていく。
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