ヤマト インターナショナルは、ECのみで販売するファッションブランド「シテラ(CITERA)」を今秋スタートした。「アクティブ・トランスファー・ウエア」をコンセプトに、都市部での短距離移動から都市間の長距離移動を快適に行うアイテムを提案する。オンラインサイトと公式アプリでのみ販売し、ウエブサイトやSNSなどさまざまなデジタルツールを活用しながら運営する。
コンサルティングファーム、LOWERCASEの梶原由景がクリエイティブ面を監修し、「ビズビム(VISVIM)」の創業メンバーで、「ネクサス セブン(NEXUS VII)」やミュージックレーベル「AUDIO ARTS RECORDINGS」などに携わってきた永直樹がディレクションと企画を担当する。ブランドを手掛けるキーマンの一人で、同社の長尾享諭マーケティングコミュニケーション部長は、「オンライン販売のみに絞った理由は、お客さまとダイレクトに繋がるため。今後は、ポップアップショップなどで直接手に取ってもらう場を設けていくが、販路を増やすことはせず、オンラインにこだわっていきたい」とコメントした。
機能素材を使ったアウターとバッグを中心に全29型を販売し、追加生産はしない。価格はアウターが3万8000〜7万8000円、バッグが7000〜3万8000円、Tシャツが6800〜1万8000円など。今後もアイテム数を絞り、ブランドの世界観を伝えていく予定だ。
9月1日に公式オンラインサイトを公開。9月2〜4日は、表参道のBATSU ART GALLERYで限定ストアをオープンし、10日の「ファッションズ・ナイト・アウト(FASHION'S NIGHT OUT)」でアップルストア表参道にて行われるトークショーに、梶原クリエイティブ・ディレクターと永ディレクター、高村美緒「ファッションスナップ・ドットコム(FASHION SNAP.COM)」記者が登壇する。