ファッション

1000人から予選を勝ち抜いた17人が競うアクタス接客甲子園

 インテリア製造販売を行うアクタスは8月30日、東京・品川コクヨホールで第5回アクタス接客甲子園本線大会を開催した。同社が接客甲子園をスタートしたのは2012年。アパレルブランドの接客コンテストを参考に開始した。全国アクタス直営店とパートナーショップを合わせ約1000人から選ばれ予選を勝ち抜いた17人(小物雑貨部門8人、家具部門9人)が登場。プロの俳優を相手に、来店からクロージング(お買い上げ)までロールプレイで接客スキルを競った。

 小物雑貨部門ではアクタス府意味店の丸山奈々さんが優勝。丸山さんは「富士見店のアットホームな接客を見てもらいたいと思い出場しました」とコメント。今回の出場を通して「お客様第一」という基本を改めて考えるようになったという。家具部門ではアクタス心斎橋店の嶋川淳子さんがトップに輝いた。嶋川さんは、店長をはじめスタッフの後押しがあり出場を決定。「一人でも多くの人に『アクタス』の商品のすばらしさを伝えることが、周囲の方々への恩返しだと感じています」と周囲への感謝を述べた。

 審査基準は、言葉使い、商品知識、みだしなみといった基本的要素、ニーズの引き出しや提案力など自分の考えや工夫したパフォーマンス、オリジナリティーでの勝負など。ライフスタイルショップが増え、差別化しにくくなっている今、「この人から買いたい」と思わせる提案力や商品価値をどう伝えられるかといった応対力も重要視される。審査員は、前年グランプリに輝いた2人をはじめ、龜石太夏匡リバースプロジェクト代表取締役、林貴則「ミルクジャポン」前編集長や休山昭アクタス社長らが務めた。

 接客甲子園を始めた目的は、個人の接客スキルだけでなく、周囲のスタッフを含むチーム力アップ。 "プロは期待以上の結果を出すべきだ""私の情熱がお客様の心を動かす"といったアクタスの信条をロールプレイで可視化することで、全社が一つのベクトルを持つことも含まれている。アクタスでは、この大会を通して社員全体の接客に対する意識改革を目指しており、本選出場者には大会終了後にフォローアップ研修も行っている。

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