「ディーゼル」は日本上陸30周年を記念して9月6日、「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」とのコラボ、新人デザイナー小池優子によるカプセル・コレクション、そしてクラシックデニムに新技術を用いた“バイアス・カット・デニム”を発売する。いずれもディーゼル青山で先行販売後、9日には全国の店舗(「N.ハリウッド」とのコラボ商品のみ一部店舗)で発売する。
尾花大輔デザイナーが手掛ける「N.ハリウッド」とのコレクションは、トップスやパンツ、ジャケット、コートなど、デニムを幅広いアイテムに用いたユニセックス・ラインだ。アメリカ発祥のデニムを、イタリアの「ディーゼル」と日本の「N.ハリウッド」の視点から再解釈した。“東京”をキーワードに、メード・イン・ジャパンにこだわっている。価格帯は、Tシャツが1万8800円~コートが9万円。
もう1つのコラボ・コレクションは、期待の若手デザイナー小池優子と組んだもの。デニムのパンツやコート、スカートのほか、ワンピースやニットなど15点で構成する。価格は8800円~5万7000円。日本文化や芸術に着想を得て、着物や藍染めの素材や柄、日本画の色使いを落とし込んだ。小池優子デザイナーは、ヨーロッパ最大級のファッションコンテスト「ITS(インターナショナル・タレント・サポート)」で、2015年度に 「ディーゼル」の親会社OTBが授与するOTB AWARDを勝ち取った。今年はLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンが主催するLVMH ヤング ファッション デザイナープライズ(LVMHプライズ)のファイナリストにノミネートされるなど、注目を集める若手デザイナーの一人だ。
また、日本限定の新コレクション“バイアス・カット・デニム”では、伝統的な素材と新しい技術の掛け合わせに着目した。ストレッチが効いた新素材ではなく、あえてクラシックデニムを用い、バイアスカット(生地を斜めに縫い合わせること)によってフィット感と体の動きに合う柔軟性を実現した。コインポケットのロゴや、レザーのバックパッチなど、ディテールも斜めのラインにこだわっている。メンズ・ウィメンズのジャケットやパンツなど8モデルをそろえる。価格はウィメンズのスリムフィットのジーンズが3万3000円、ジップアップのジャケットが4万9000円など。