ファッションデザイナーのオリヴィエ・ティスケンス(Olivier Theyskens)は約15年ぶりに自身の名を冠したブランドを再始動し、パリ・ファッション・ウイーク初日の9月27日16時から2017年春夏コレクションのショーを行う。会場は未定。
1977年ベルギー生まれのティスケンスは、ブリュッセルのラ・カンブル国立美術学校で学んだ。97年に「オリヴィエ ティスケンス(OLIVIER THEYSKENS)」を立ち上げたが、2001年に同ブランドを一時休止。02年から06年までは「ロシャス(ROCHAS)」、07年から09年は「ニナ リッチ(NINA RICCI)」のデザインを手掛け、パリで高い評価を得た。その後、10年6月に「ティスケンス セオリー(THEYSKENS' THEORY)」のアーティスティック・ディレクターに就任し、ニューヨークを拠点にデザイン活動を再開。11年からは「セオリー(THEORY)」の監修も務めていたが、14年6月に同ブランドを去り、ファッション業界の表舞台からは遠のいていた。ラグジュアリーからコンテンポラリーまでさまざまなブランドでの経験を生かし、復活する自身のブランドでどのようなコレクションを披露するかに注目だ。