1717年に鉄砲工として創業したフランスのバッグブランド「フォレ・ル・パージュ(FAURE LE PAGE)」は12月14日、日本初の路面店となる銀座本店をオープンする(東京都中央区銀座7-6-19)。店舗面積は46平方メートル。メゾンのアイコンである“エカイユ(うろこ)”をプリントしたコーティング・キャンバスとレザーをミックスしたバッグやスモールレザーグッズ(SLG)を中心に取りそろえる。“エカイユ”は創業当初から彫りや装飾として同メゾンの武器などに施されてきた伝統的なモチーフだ。価格帯は、主力アイテムのトートバッグが約12万~15万円、レザーのハンドバッグが約21万~30万円、SLGが約3万~8万円。
同メゾンは鉄砲工「ル・パージュ」として創業。王室貴族御用達のメゾンで名を馳せ、その後は狩猟用の革小物などを手掛けてきた。2012年、ベルトランとオーグスタン・ドゥ・ビュッフェボン親子が新しいオーナーになり、ラグジュアリー・ブランドとしてパリ・カンボン通り21番地に路面店をオープンした。日本には14年、阪急うめだ本店での販売開始をきっかけに上陸。今年1月には、英レザーグッズブランド「エッティンガー」の日本でのビジネスなどを手掛けるキャンディーが本国と日本における独占輸入販売契約を結び、国内でのビジネス拡大を図っている。
なお、銀座本店オープンに先駆け、10月19日~11月1日には伊勢丹新宿本店に、11月16~22日には三越銀座店にポップアップショップを開く。