「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」2017年春夏コレクションのヘアメイクのテーマは、サーフガール。メイクのリードを務めたダイアン・ケンダルは、「サーファーの女の子をイメージし、肌はファンデーションを少しだけ使ってフレッシュな艶肌を作った。金髪のモデルはまゆをブリーチして、その他の子たちは自眉を生かしている。次にまつげをカールさせて、まゆをブラッシング。ポイントのチークには、『ナーズ(NARS)』のクリームチークを2色使った。まずブラウンを頬骨の高い位置にのせ、その上にピンクを重ねて日焼けしたような雰囲気を演出している。口元はコンシーラーで赤みを消して完成。とにかくシンプルでフレッシュなメイクを提案した」と話した。
一方、ヘアのグイド・パラウは、「サーファーの彼女をイメージして、ビーチから上がってきたばかりのような濡れ感のあるセクシーな質感を作った。モデルに合わせて髪をブリーチしたり、重ための前髪から1970年代風まで、さまざまなカットを施した。質感はセクシーだが、髪型のベースになったのはサーファーやスケートボーダーのような男っぽいスタイル」とコメント。
ランウエイには、日本人モデルの福士リナが登場した。バックステージでは、グイドが福士のトレードマークであるロングヘアをミディアムヘアにばっさりカット。印象を変えて本番に臨んだ。ショーを振り返り、「今シーズン初めてのショーが今回の『アレキサンダー ワン』だった。音楽がスピーディーで少し緊張もしたけれど、思いっきり楽しめた。グイドにカットしてもらった新しい髪型もお気に入り」と笑顔を見せた。