バーニーズ ジャパンは、9月16日にオープンするバーニーズ ニューヨーク六本木店を関係者に向けて公開した。六本木7丁目に新たにオープンした複合ビル「トライセブン ロッポンギ」の1、2階で、売り場面積は約1900平方メートル。ストアコンセプトを“BETTER THAN EVER(今まで以上の、今までに体験したことがない)”と設定し、これまでのバーニーズ ニューヨークの店舗に比べて一格上の品ぞろえを実現。仕入れ比率も95%程度と大幅に引き上げた。
内装は昨年オープンしたNY・ダウンタウン旗艦店と同じコンセプトを踏襲し、大理石を全面的に使用したスタイリッシュなデザインに仕上げた。フロアは、1階がウィメンズ、2階がメンズ&カフェ。1階のメーンエントランスを入ると、フラワーアーティストの東信が手掛ける期間限定の展示が客を出迎える。ダイナミックなフラワーアレンジメントの他、高さ9メートルの吹き抜けには、本物の木に加工を施したアート作品を吊るした。
ウィメンズの売り場で注目したいのが、バッグの品ぞろえだ。「ヴァレンティノ」「モロー パリ」「アニヤ・ハインドマーチ」など、ウエアに劣らない型数を用意する。シューズコーナーでは、「マノロ ブラニク」「ジャンヴィト ロッシ」を豊富にそろえた。ウエアは、高価格帯のインポートが中心だが、「シエ マルヤン」「ハリカエ」をプッシュする他、「ファセッタズム」「ケジ」などの遊び心のあるアイテムも展開する。オリジナル商品は、ファーアイテムや高級素材を使用したコートなどを厳選した。その他、ルームフレグランスや、「オメガ」「ロレックス」「パテック フィリップ」などのアンティークウオッチのコーナーもある。
2階のメンズ売り場では、ドレスのスペースを確保しながらも、デザイナーズブランドを強化。窓側の透け感のあるラックにはシューズを集積し、開放感を持たせた。奥にはコーヒーハンター川島良彰による「ミカフェート」のテラス付きカフェスペースを設け、コーヒーやアルコール、軽食を提供。スパークリングワインのようにボトル詰めされたコーヒー豆も販売する。
また六本木店オープンを記念し、NYと日本のデザイナーやクリエイターによるコラボ企画「ジョイントワークス」を実施。NY「リアルト ジーン プロジェクト」がペイントを施した「ファセッタズム」のジーンズや、京都の「京都紋付」が染めたNYのビンテージショップ「ワット ゴーズ アラウンド カムズ アラウンド」のドレスやワンピースなどをラインアップする。