エディ・スリマンに代わりアンソニー・ヴァカレロがトップを務める「サンローラン(SAINT LAURENT)」が、9月27日に予定しているパリコレに先駆けて、コレクションの中の1ルックを米「WWD」に公開した。2017年春夏コレクションの中から、刺しゅう入りのボディースーツとデニムブルゾンを着こなしたモデルのアンジャ・ルービックを、イネス・ヴァン・ラムスウィールド&ヴィノード・マタディンがとらえたビジュアルは、10月発売のファッション誌などに登場予定。ニューヨークでは今週末から、交通広告にも登場するようだ。また、27日には「サンローラン」のホームページとインスタグラムでビジュアルやムービーを公開。この日から、パリでも交通広告がお目見えする。
「サンローラン」はアンジャを、「新たなミューズ」としている。彼女は自由気ままで捉えどころのない女性を演じた。まとった洋服については、「レザーとレース、それに宝石が同居した、フリルなんてなくても十分フェミニンなスタイル。矛盾に根差していて、体に密着してセクシー」と説明する。
アンジャはアンソニー・ヴァカレロのコレクションについて、「例えばドレープなど、すべてのディテールが計算し尽された知的なコレクション。アンソニーのデザインはマスキュリンで、女性がまとうと新たなセクシーが生まれるの」と話した。