ファッション

ECレンタルトップの「エアークローゼット」がM&Aでリアル店舗展開を強化

 ECを通じたファッションレンタル事業を手掛けるエアークローゼット(天沼聰・社長)は、ガールズスタイリング(⽊原悠紀⼦・社長)が運営する店舗型ファッションレンタルサービス「リシェ(Licie)」事業を譲り受ける。リシェ事業で蓄積された資産やノウハウを引き継ぎ、「エアークローゼット」のリアル店舗の展開スピードとオペレーション能力を高めたい考え。今回の合意の決め手の一つが「創業当初から掲げてきた『働く⼥性やママのライフスタイルを応援したい』というビジョンの共有」だったという。

 天沼社長は「ガールズスタイリングの⽊原代表にリシェの資産やノウハウを預けていただく先として、エアークローゼットを選んでいただいたことは⾮常に嬉しく思っている。両社が普段着のファッションレンタルという新しいサービスを世の中に提案して、2年近くがたち、お客様からのニーズ・期待は急速に拡⼤している。エアークローゼットは、今回の統合に伴って“オフラインでのお客さまとのリアルなつながり”を⼤切にしていくと共に、“オンラインでの規模感あるサービス展開“を戦略的に強化し、これまで以上の”感動する洋服との出会い“を創出していきたいと考えている。それにより、忙しい⼥性のファッションの楽しみを広げていきたいと」とコメントする。

 エアークローゼットによると、店舗型ファッションレンタルでは、パーソナルスタイリングを“実体験”できることやお仕事帰りや休⽇に⾃由なタイミングで借りられる“即時性”が⾼く評価されてきたという。「スタイリストのパーソナルスタイリングスキルや300 以上の豊富なブランドの洋服を提供するノウハウを強化してきたエアークローゼットとしても、この“実体験”と“即時性”という特性を活かしてお客さまにファッションレンタルを体験していただきたい」という。

 現在、エアークローゼットでは2016年10⽉中旬から、エイブルと組んで表参道でファッションレンタルショップ「エアクロエイブル」をオープンすることをTGCなどで発表している。なお、「リシェ」のサービスは10月で終了する。

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