株式の半分を有することで関わりを深める海外については、セカンドライン的な「ミス アレクサンドル」の位置づけを探りつつ、まずは若手デザイナーを起用したり、コラボレーションを仕掛けたりすることで、若い世代の獲得を模索。コスチュームジュエリー、特にパーツを選ぶことでパーソナライズできるヘアアクセサリーの開発なども進める。また、パリ・サントノーレ通りの旗艦店を改装し、中国を筆頭にアジア市場も強化したい考え。ブランド規模の倍増を目指す。
「アレクサンドル・ドゥ・パリ」は、1960年代に一世を風靡した同名のヘアドレッサーがスタート。現在は、商品を生産していた工場のオーナー、セバスチャン・ベイリーと彼の妻がブランド経営権を取得しており、ベルギーの投資会社ベンディス・キャピタルが投資していた。八木通商は今回、ベンディス・キャピタルの株式と増資分の株式を譲り受けた。取得額は明らかにしていない。