発売するウエアラブル端末は、①タッチスクリーン式ディスプレー搭載のスマートウオッチ、②アナログウオッチの外観に最新技術を盛り込んだハイブリッド・スマートウオッチ、③スマートウエアラブル技術を積んだアクセサリーのトラッカーの3種。価格は、スマートウオッチが3万4500~4万9000円、ハイブリッド・スマートウオッチが2万4000~5万5000円、トラッカーが1万2800~2万1000円。来秋には、第4のウエアラブル端末もお披露目するようだ。
木村信也フォッシルジャパン社長は、発売する時計は、「ファッションブランドのデザイン」「ライフスタイルに合わせた3タイプ」「日々の生活を豊かにする(睡眠時間の質や時間の計測や、音楽の再生&一時停止、活動軽量などの)機能」「圧倒的バリエーション」「ファッションの販路」において、他社商品に比べ優位性を持つと主張。具体的な目標は明らかにしなかったが、主にはスマートウオッチで新規顧客を、ハイブリッド・スマートウオッチで既存顧客の買い替え需要を、トラッカーでアクセサリーとしてのウエアラブル端末ニーズを形成し、獲得しようとするようだ。
フォッシルはグループ全体で年間3000万本以上のファッション・ウオッチを出荷するリーダー的存在。昨年は10型だったウエアラブル端末は今年、一気に100型以上にまで広がった。同社は、2019年にはウエアラブル端末の市場規模は現在の3倍に拡大すると考え、特にスマートウオッチへの関心が高いアジア市場を強化する。